X PAPER / 今号へ戻る第003号

金融・ビジネス / 統計報道

1年先のインフレ期待は3.9%に上昇、5年先は横ばい

投稿者:Liz Ann Sonders · @LizAnnSonders
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Liz Ann Sonders がニューヨーク連銀の9月消費者調査を紹介した。10月7日公表の報告では、1年先のインフレ期待の中央値が0.3ポイント上昇して3.9%となり、2023年5月以来の高水準に達した。3年先は0.1ポイント上昇して3.3%、5年先は3.0%のままだった。

調査は約1,300人の世帯主を対象とした、回答者を入れ替えるオンライン調査で、9月1日から30日に実施された。尋ねているのは予想であり、すでに起きたインフレではない。中央値も、全員が同じ予測をしたことを意味しない。3つの期間すべてで回答のばらつきが拡大しており、短期予想の上昇と長期予想の安定は両立する。

ほかの回答は一様ではない。将来の所得増加の予想は3.1%、名目支出の増加は5.5%だった一方、労働所得の増加予想は2.6%に低下した。失業後に仕事を見つけられると考える確率は46.1%に上がり、失業率が上がると考える確率は43.9%に下がった。いずれも家計の判断であり、実際の雇用増減や消費の伸びに直接換算することはできない。

追うべきは、短期予想の上昇がさらに長い期間へ波及するかどうかだ。1枚の図だけでインフレが制御不能だと判断したり、資産の売買を決めたりはできない。本記事の数値は公式発表の小数第1位の表記に統一している。

出典・参考資料

本紙による編集

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